本日は、『Photoshop』を使って画像を違和感なく拡大する方法を紹介します。引き伸ばしてもあまり目立たない部分のみを選択し拡大することで、違和感なく画像の拡大が行えます。
それでは紹介していきます。
①画像を開く
今回はこの画像の横幅のみを拡大していきたいと思います。
②背景画像を複製・削除
背景画像を複製し、背景画像を削除しておきます。
※背景画像が残っていると、カンバスサイズを拡大した時に背景が透明にならないため。
③カンバスサイズを拡大
メニューから、『イメージ』>『カンバスサイズ』を選択
『カンバスサイズ』ダイアログが表示されます。
今回は『幅』を1280pointから1600pt、『基準位置』を左にずらして『OK』をクリック
『カンバスサイズ』が拡大されました。
③選択範囲で囲んだ部分のみ拡大
ツールパネルから『長方形選択』ツールを選択し、オプションバーで『ぼかし:0 px』に設定。その後、変形したい部分を選択範囲で囲みます。
メニューから、『レイヤー』>『新規』>『選択範囲をコピーしたレイヤー』を選択
選択範囲をコピーした新しいレイヤーが作成されます。
新しく作成したレイヤーを選択しておきます。
メニューから、『編集』>『自由変形』を選択
新しく作成したレイヤーの周辺にバウンディングボックスが表示されます。
サイドハンドルをドラッグして引き伸ばします。
選択範囲で囲んだ部分以外の拡大はしていないため、違和感なく画像の拡大が行えました。
普通に画像全体を拡大した場合
グラスが横に引き伸ばされてしまい少し違和感を感じます。
今回紹介した方法では、引き伸ばしてもあまり違和感を感じない部分のみを選択範囲で選択し拡大することで、全体としてあまり違和感を感じない拡大を行うことができました。次回も引き続き、違和感なく画像を拡大する別の方法を紹介します。