おはようございます♪
今回は、僕がGW中にハマってしまったインベスターZという漫画の書評を書きたいと思います。インベスターZは現在も連載中の漫画で、現時点で17巻まで発売しています。僕はGWの間に一気に15巻まで購入しました。そこで今回は、1〜15巻まで読んだ書評と僕がインベスターZから学べたことをまとめました。あなたがもしインベスターZの購入を考えていたなら、購入前に是非参考にしてください。
インベスターZはどんな漫画?
現在、『モーニング』と『Dモーニング』で連載中の投資をテーマにした漫画です。
筆者は、三田紀房さんです。
代表作の『ドラゴン桜』は、ドラマ化するなどとても有名です。
出典 https://mitanorifusa.com/creator
三田さんの漫画は、楽しむだけでなく学べることが多いですね。『ドラゴン桜』では、受験勉強の方法。インベスターZでは、難しいテーマである投資について学ぶことができます。
ストーリーについては、ネタバレもあるので詳しくは言及しません。簡単に説明すると、主人公である財前孝史(中学生)が進学した中学校で投資部に出会い、そこから投資について学んでいくというストーリーです。
主人公もはじめは投資について無知であるため、かなり基本的な投資の知識からスタートしていきます。そのため、投資に詳しくない読者でもスムーズに読み進めることができます。
またそれぞれの巻末には、某証券会社の社員(投資のプロ)や有名企業の社長などのインタビュー記事などが載せられていて、巻末記事だけでも投資に役立つ情報が満載です。
インベスターZで学べること
ここでは、インベスターZの各巻ごとにどのようなことが学べるのか紹介します。
1〜4巻(株式投資)
1〜4巻では、主に株式投資について書かれています。財前(主人公)が、投資部と出会いはじめに投資するのが株式です。財前が投資に関して無知なところからスタートするため、株式投資の基本的知識、株式投資の勉強の仕方、優良株の見つけ方などを学ぶことができます。
4〜5巻(就職活動)
4〜5巻では、株式投資をする上で必要な企業分析について学ぶことができます。作中では、就職活動は自分という資本を企業に投下してリターンを得るという人生の投資だと述べられています。確かにその考え方では、就活生も投資家と同じように自分の投資先(企業)を選ぶ上で、企業分析を徹底的に行う必要がありますよね。この考え方は、僕が就活生の時に知っておきたかったです。作中では、『就活生は株を買え!』と書かれているのですが、僕も就活生時代に株を買っておけばよかったと思いました。
6〜9巻(ベンチャー投資、日本経済の歴史)
6〜9巻では、主にベンチャー投資について触れられています。ベンチャー事業とはどういったものなのか、ベンチャー企業と投資家の関係性などを簡単に学ぶことができます。さらに、6〜9巻では、戦後から高度経済成長期、そして現在まで日本経済がどのように発展していったのかという歴史についても触れられていてとても勉強になります。
9〜11巻(FX投資)
9〜11巻では、財前(主人公)がFX投資について学びます。為替の考え方、FX投資の基本知識を学ぶことができます。僕が特に勉強になったのが、お金の価値を宇宙単位で見るという考え方です。この考え方では、自国の通貨が下がると(円安になると)、銀行に預金しているお金の価値も下がってしまうということです。つまり、為替は常に動いているため、自国の通貨だけ見ていては、世界的なお金の価値を見落としてしまい、知らないうちに損をしてしまうということです。
12巻(四季報、日本の老舗企業)
四季報とは、日本の全上場企業の情報がまとめられた本です。この巻では、四季報がどれだけすごい本なのか、また四季報とともに成長してきた日本の老舗企業について記載されています。80年間も続く、四季報の情報の正確性、網羅性などをとても評価しています。四季報は株式投資の企業分析をする上で欠かせない本であるということに納得です。
13巻(企業研究)
この巻では、企業研究をする上で役立つ2つのポイントが紹介しれています。1つ目のポイントが、連想ゲーム方式で企業研究をするということ。具体的には、『風が吹けば桶屋が儲かる』ということわざのように、時代の変化や象徴的な出来事から次に何が起こるのか、それによってどのような企業が成長するのか連想ゲームのように企業研究するということです。2つ目のポイントは、企業の財務に注目するということです。ここでは、経常利益、営業利益、純利益について触れられていて、安定して成長している企業を見極める上での企業財務の見方について学ぶことができます。
14〜15巻(不動産投資)
14〜15巻では、不動産投資について学ぶことができます。キャピタルゲインやインカムゲインなどの不動産投資の基本的な知識から、住宅ローンの考え方などを学ぶことができます。また、マンションを購入、賃貸を契約する際の値引き交渉のコツなどにも触れられています。
かなり省略して紹介してしまいました。また、僕の主観も入ってはいますが、だいたい1〜15巻ではこのような知識を学ぶことができました。是非参考にしてください。
今後も16,17巻と読み進めたら、追記していきたいと思います。
こんな人におすすめ
ここでは、僕がインベスターZを読んでみて、おすすめしたい人を紹介したいと思います。
- 高校生(受験生)
- 大学生(就活生)
- 投資に興味がある人(投資をする勇気がない人)
- 投資に興味がない人
上記に挙げた人には是非インベスターZを一度読んでほしいです。特に、若ければ若いほど今後の人生に役に立つと思います。投資だけじゃなく、日本経済の歴史にも詳しく触れられていますし、就職活動などにも役立つ情報が満載です。僕は大学生くらいの時に、インベスターZに出会っていたかったと思います。また、投資にもともと興味はあったが勇気がなくて始められなかった人や、逆に投資に全く興味がなかった人でも、インベスターZを読むことで投資を始めてみようかなというきっかけになると思います。
まとめ
僕は過去に株式投資の書籍を買って勉強しようとしたことがありました。やはり、小難しくて長続きしませんでした。しかし今回インベスターZを読んでみて、ストーリー自体も面白く、とてもわかりやすく投資について学べるので、なんの障害もなくあっという間に読み終えてしまいました。特に自分にとってインベスターZを読んでよかったと思うことは、投資を勉強してみよう、始めてみようというモチベーションになったことです。やはり漫画であり、ましてや1〜17巻までしか出ていないため、インベスターZを読むだけで投資を始められるというまでの知識は身につきませんが、投資を始めてみようというきっかけを与えてくれます。それだけでも、僕はインベスターZを読んで本当によかったと感じています。
僕の書評を読んでいただき、少しでもインベスターZに興味を持っていただけたなら是非一度手にとって読んでみてください。そこからあなたの投資人生が始まるかもしれません。