おはようございます♪
今日は、Illustratorを始めるにあたって一番基本的なこと、ファイルの作成とアートボード、カラーモードなどについてあれこれ紹介していきたいと思います。
まず新規ファイルの作成から紹介していきます。
①新規ファイルの作成
役立つショートカット
新規ファイルの作成
Mac ⌘ + N
Windows Ctrl + N
上記ショートカットキー、もしくはメニューから『ファイル』>『新規』をクリックします。
すると『新規ドキュメント』ダイアログが表示されます。
①名前
ここに任意のファイル名を入力します。
②プロファイル
ドキュメントのプロファイルを任意で選択します。プリント、Webなど用途に合わせて選択してください。
③アートボードの数
ここでは最初に表示させるアートボードの数を指定します。あとからでもアートボードの削除・追加は可能です。アートボードの並び順もここで選択できます。
④サイズ
アートボードの大きさを任意で選択します。
⑤単位
使用する単位を任意で選択します。基本的に、印刷物の作成は『ミリメートル』をWeb用で使うアイコンやロゴなどを作成する場合は『ポイント』もしくは『ピクセル』を選択します。
⑥方向
アートボードの向きを縦もしくは横で選択します。
⑦裁ち落とし
裁ち落としのサイズを任意で入力します。あとで変更することも可能です。
⑧カラーモードなどの詳細設定
カラーモードや解像度などの詳細設定をここで行うことができます。
以上が、『新規ドキュメント』ダイアログの各項目の説明になります。説明の中で、カラーモードやアートボード、裁ち落としなどの言葉が出てきました。Illustratorの初心者の方は、あまり聞いたことがないと思うので以下で簡単に説明します。
②カラーモードとプロファイルについて
カラーモードには、CMYKモードとRGBモードがあります。CMYKモードは印刷物を作成する際に使います。RGBモードをWebなどのモニタ表示を目的とした制作物を作成する際に使います。印刷はCMYK、WebはRGBと覚えましょう。例えば、CYMKモードで作った制作物をRGBモードのファイルに移動した場合、扱うカラーデータが違うのでRGBデータに基づいて近似カラーに置き換わります。微妙に色味が変わってしまうのでご注意ください。その逆も然りです。
『新規ドキュメント』ダイアログで細かい設定ができますが、Illustratorにはドキュメントプロファイルが用意されているので、基本的に目的に応じたドキュメントプロファイルを選択すれば問題ありません。選択したドキュメントプロファイルに応じた単位、解像度、カラーモード等が自動的に選択されます。
③アートボードと裁ち落としについて
アートボードとは、Illustratorで図形や画像などのオブジェクトを配置する領域のことを言います。そのアートボードを囲む赤い枠線を裁ち落としといいます。
アートボードは、1つのファイルにつき最大100個まで作成できます。複数ページ制作物を作る際は、複数のアートボードを利用します。ツールパネルの『アートボード』ツールを使用することで、簡単にアートボードの追加・削除、サイズの変更を行うことができます。
裁ち落としとは、印刷データを印刷して裁断する際の余白のことを言います。以下のサイトに詳しく書かれているので是非参考にしてください。
参考 http://www.nik-prt.co.jp/tech/dtp/size/
裁ち落とし幅は、一般的に3mmで設定します。裁ち落とし幅は、新規ドキュメントを作成する際に設定しますが、後で変更することも可能です。
変更する場合は、メニューから『ファイル』>『ドキュメント設定』から『ドキュメント設定』ダイアログを表示して変更します。
以上が、Illustratorを始める上でまず覚えておくべき基本になります。Illusrator初心者の方は、印刷物の制作はCMYKデータ、Web用はRGBデータということだけでも覚えておきましょう!!